Feb 07, 2009

IDカードの縦横

"どうも"と人に言っても、どうしても気になることがある。これは、IDカードの縦横について。個人的には横が好き。そうすることで、周りで話をしたいが一人で考えると、妄想の世界に入ってしまって、誰も言うことができなくなってしまった。言ったところで、むしろ"何を言っている人"と思われて好まない。 IDカードの縦横なぜ気になるのか。
私はクレジットカードを一枚も持っていません。持っていれば、いくらでも買ってしまいそうです。現金を持たずにカードだけを持つようにされると、金銭感覚がなくなってしまいそう、ちょっと怖いイメージがあります。しかし、逆にクレジットカードとの割引を受けるとしたりするので、良い面もあります。要は使い方だが私はまだクレジットカードが付いている気分になることはできません。
 「これから本格的に動くことを報告したい」――ウィルコムの記者説明会で、同社代表取締役社長の宮内謙氏はこう切り出した。【田中聡,ITmedia】

【拡大写真や「だれとでも定額」の解説画像】

 ウィルコムは11月30日に東京地方裁判所から更生計画の認可を受け、ソフトバンクグループ傘下の通信会社として再出発をすることになった。宮内氏は「ソフトバンクモバイル、ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコムに続く、ソフトバンクグループ4社目の通信事業者になったので、本格的に始動したい」と話す。

●沖縄での成功で手応え――「だれとでも定額」

 ウィルコムは、定額で音声通話ができる「ウィルコム定額プラン」やスマートフォン「W-ZERO3」などで話題を集めたが、他社にもキャッチアップされ、ここ1〜2年は革新的なサービスや端末を投入することができなかった。次世代PHS事業「WILLCOM CORE XGP」の展開も財政的な事情から困難となった。そうした状況に呼応するように契約数は右肩下がりとなり、純減の歯止めが利かないのが現状だ。

 今回、更生計画の認可が下りたことを受け、同社は“新生ウィルコム”として再出発を図る。その最初の施策となるのが、宮内氏が「常識を打ち破る新しいプラン」と呼ぶ、月額980円でウィルコム以外の携帯電話や固定電話との通話料が無料になる「だれとでも定額」だ。宮内氏は同プランをウィルコムの主力サービスに据え、「遅くとも3カ月以内には純増に持ち込みたい」と意気込む。

 宮内氏がだれとでも定額の効果に自信を見せるのには2つの理由がある。1つがソフトバンクモバイルのホワイトプラン。ホワイトプラン、Wホワイト、ホワイト家族など、ソフトバンクはホワイトシリーズで一気に加入者を増やした。ウィルコムもウィルコム定額プランで同じ成功体験をしてきた。「キャリア網内の通話無料はソフトバンクがやっていたので、それをもう少し進化させる。そのためには、他社にかける電話も有料という常識を打ち破りたい。日本中に通話の喜びをもう1度持ち込みたい」と同氏は語気を強める。

 もう1つの理由が同社のマーケティングリサーチだ。キャリアを変更したい人の理由のうち39.1%が「通話料を安くしたいから」、ケータイを複数台持つ理由の40%が「トータルの料金を安くしたいから」とのデータを踏まえ、ウィルコムは2010年4月から、だれとでも定額のサービスを沖縄で試験的に開始した。すると5月には沖縄では2009年5月以来の純増を記録した。ウィルコムマーケティング本部長の寺尾洋幸氏は「通話に対するニーズが高いことをあらためて実感した」と手応えを感じたようだ。試験サービスは沖縄のほかに北海道、広島、仙台でも実施し、いずれの地域でも成果があったようだ。

 だれとでも定額は10分以内の国内通話料が毎月500回まで無料になるというもの。この「500回(約83.3時間)」という数字も、試験サービスを通じて十分なARPUを得られる最適解だと判断したという。宮内氏も「通話とメールを楽しめればいいというマーケットは確実にある」と自信を見せる。

 宮内氏は「10分を超える通話はほとんどない。一般のお客さんが使うには十分」と話すが、長電話をする人も確実にいるだろう。だれとでも定額の通話は1回につき最長で10分だが、10分経過する前にいったん電話を切ってもう1度かけ直してもよい。少し面倒だが、10分ごとに切りながら通話を続ければ、長電話も可能にはなる。10分という制限を設けたのは「予期しない犯罪などに悪用されるケースがあるため」(宮内氏)。

 なお、だれとでも定額はW-SIM対応機種では利用できず、今後の対応については未定。「技術的に裏付けが取れたらサービスを始めるかどうかを検討している」(寺尾氏)

 あわせて、ウィルコム取り扱い店舗数を、11月時点の2754店舗から2011年3月までに4000店舗に増やし、販売チャネルも強化する。

●ソフトバンクと連携してネットワークも増強する

 ウィルコムのPHS基地局はソフトバンクが譲り受ける形になったことから、ウィルコムのネットワークが弱体化するのではと心配する人もいるかもしれない。寺尾氏は「ネットワークについては孫社長と夏以降、密に議論してきた。ウィルコムとして品質を維持することはもちろん、もっと拡大していこうと。通信事業者のコストはインフラが一番大きいので、売り上げを増やしながらコストを下げていきたい」とプラスの方向に転じていることを強調する。

 そのために、従来のPHS基地局に加え、ソフトバンクの3G基地局(鉄塔)にもPHS基地局を設立する。ソフトバンクの鉄塔を使うと高い場所にアンテナを設置できるため、PHS基地局よりも広いエリアをカバーできる。さらに「PHSアンテナ」と「3G+PHS共用アンテナ」を併用する“デュアルアンテナ”の開発も2010年夏から進めており、12月から稼働する。これらの施策により「コストを下げつつ十分なエリアを拡大できる」と寺尾氏は話す。

 基地局のカバーエリアが広がると、ウィルコムの強みである(数十〜数百メートルの範囲に基地局を設置する)マイクロセルのメリットが半減する恐れもあるが、宮内氏は「マイクロセルの強みは生かしながら、ユーザーが減っているところは(広範囲をカバーする)マクロセルを使って面を維持する。マイクロセルとマクロセルは補間関係になる」説明した。

 ウィルコムの基幹網(バックボーン・ネットワーク)については、NTTの交換機を介するISDNネットワークから、ITX(IP Transit eXchange)という交換機を用いたIPネットワークへの切り替えがほぼ完了している。現在、IPネットワークの基幹網にはNTTコミュニケーションズのネットワークを利用しているが、今後はソフトバンクテレコムのネットワークへの切り替えを進め、ソフトバンクグループとの連携を強めていく。他社よりもグループ会社の方がコストの融通が効くため、ここからもコストの抑制につながるとみられる。

●法人向けに“コンシェルジュサービス”も提供

 法人向けサービスにも注力し、ソフトバンクテレコムが企業向けに提供中の「おとくライン」からPHSへの通話料が無料になる「ホワイトプラン24(おとくラインW)」の提供を2011年1月1日に開始する。「企業の内線電話や病院のナースコールなどオフィスでのPHS利用は非常に多いが、会社からかける電話も無料にしてほしいという声をたくさんいただいている」と宮内氏は導入の経緯を話す。「ソフトバンクグループのいろいろな商材も合わせ、モバイルと固定を合わせた定額サービスを今後も提供していきたい」

 さらに、「ウィルコムビジネスコンシェルジュ」と呼ばれる新サービスの導入も2011年に予定している。これは企業内のPHS導入から社員へのPHS使用に関するレクチャーまでをサポートするもの。「詳細は別途案内する」(寺尾氏)とのことで、企業のPHS導入を後押しするサービスになりそうだ。

●新機種「HONEY BEE 4」を発売

 だれとでも定額の利用を促進する新機種として、京セラ製の「HONEY BEE 4」を12月3日から販売する。フルーツの切り口をイメージし、透明感と瑞々しさを表現したという同モデルでは、インカメラの動画撮影や「すぐ文字」機能、Flash Liteの表示にも対応し、機能も進化させた。「HONEY BEEはシリーズで100万台が売れている。10〜20代の若い方に利用してもらいたい」と寺尾氏はアピールする。

 このほか、2011年春以降の発売を予定しているモデルも披露された。HONEY BEE 4とあわせ、こちらは別途リポートしたい。

●CMキャラクターには佐々木希さんを起用

 新生ウィルコムの顔となるCMキャラクターには佐々木希さんを起用し、12月2日からテレビCMを放映する。発表会に駆け付けた佐々木さんは、だれとでも定額について「無料で話せると聞いてびっくり。電話代を気にせずに話せるのは助かる」と驚いた様子だった。宮内社長からはHONEY BEE 4のピーチピンクをプレゼントされ、「普段からピンクの小物を使っているので、ファッションの一部にもピッタリ。ボタンがぷよぷよしていて押しやすい」と好印象を抱いたようだ。

●データ通信は「まもなく発表」

 今回の発表の中心は音声サービス。データ通信については「次世代ネットワークを利用したサービスを、もう少ししたら発表する。ソフトバンクの1.5GHz帯を使ったサービス(下り最大42MbpsのDC-HSDPAサービス)を検討している」とした。ただし当面は法人向けの提供が中心となり、コンシューマー向けには音声に絞って展開する。

 宮内氏はソフトバンクモバイルの成功を例に挙げ、通信事業者がビジネスをするには「ネットワークの拡充」「端末」「サービス(料金プラン)」「営業」の4つを強化する必要があると考える。今回の発表はこれら4つの要素を満たすもので、ウィルコムが本気で“復活”を目指していることが伝わる。今後はこれら4分野での施策をいかに素早く実行できるかが重要といえる。寺尾氏は「ソフトバンクグループのスピード感とウィルコムの経験を生かし、お客様に満足いただけるサービスを提供していきたい」と力を込める。

 ウィルコムの当面の目標は「3カ月以内の純増」だが、その次は同社の契約数がピークだった465万契約までの回復を目指す。「利益を上げるという意味では前半部で飛ばす。2010年度で黒字を達成し、将来的には利益を出していける会社にしていきたい」と宮内氏は意気込みを話した。鮮やかな復活劇となるか――。新生ウィルコムの動向に注目したい。


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