Dec 29, 2010
古くから残って看板建築屋さんの近況
看板建築式のお店は少なくなってしまったような気がします。従来の代表格のようなもので、前面の看板がとても懐かしく感じています。地方ではまだ残っているようです。しかし、多くの店がシャッターを昼から閉じているのです。このような現状を何とかするための具体的な対策が必要になっていくのです。これで、町を見渡すとあちこちに看板が目に入ってきます。レストランはもちろん、美容室など、さまざまな種類の看板があります。夜になっても、看板がよく見えるように照明されているものもあります。また、レストランでは、黒板の看板が、その日の日替わりメニューなどを記載し、非常にバリエーション豊かな看板を見ているのがとっても楽しいです。
ITにまつわる時事情報などが、約250人のブロガーによって、日々発信されているビジネス・ブログメディア「ITmedia オルタナティブ・ブログ」。その中から今回は、「電子書籍」「情報格差」「Twitter」「Facebook」などを紹介しよう。
昨年が電子書籍元年ならば、今年は電子書籍“普及”元年となるだろうか。環境は徐々に整いつつある。オルタナブロガーでも、佐々木康彦氏と谷川耕一氏がタッグを組んで「eBookPro」という共同プロジェクトを始動している。
電子書籍規格の1つであるEPUBも、佐々木康彦氏のエントリーによれば、これまで弱点とされていた縦書き対応などもできるようになりそうだ。縦書きで電子書籍を読みたい人には朗報だろう。
→http://blogs.itmedia.co.jp/yasusasaki/2011/02/oreilly9epub-686e.html
一方、谷川耕一氏のエントリーには、気になる記述があった。「じつはこの電子書籍の制作費、昨年の今ごろにくらべてどんどん相場が下がっている」というのだ。価格競争が始まったということか。谷川氏は「電子書籍が物珍しいという状況から、だんだんと現実的なビジネスに成長してきた結果」だといい、「さらなる工夫と知恵でビジネスを切り開いていく必要がありそうだ」とまとめている。佐々木氏・谷川氏の共同プロジェクトと合わせ、今後の電子書籍周辺の動向に注目だ。
→http://blogs.itmedia.co.jp/musasabi/2011/02/post-3750.html
ここまでは電子書籍を制作して配信する立場からの話題。しかし、発信者がいれば、受信者――読者も存在する。
その読者側の意見として興味深かったのが、若杉尚氏のエントリーだ。「ここ数年、本や雑誌はほとんど通勤電車で読んでいます。以前は文庫本や雑誌そのものを車内で拡げていましたが、最近はiPhoneで電子書籍を読むことが多い」という若杉氏。筆者はいまだに文庫本派なのだが、電子書籍派の人が増えているのだろうか。
→http://blogs.itmedia.co.jp/ontheroad/2011/02/post-8496.html
若杉氏は「iPhoneではもっぱらiBooksかKindle」を使っているという。さらに「最近、Motor MagazineをiPhoneアプリのGTブックスで読みました」といい、「意外と読みやすく、同誌は今後も電子書籍で読むつもりです。紙のときより読み終えるのが早かったのは、ページめくりが容易で飛ばし読みしやすいためかも」と感想を述べている。やはり、読む電子書籍のタイプによって、相性の良いアプリなどがあるようだ。
しかし若杉氏は電子書籍に一抹の不安も感じている。それが冒頭の発言だ。例えば携帯電話で着メロを購入した場合、機種変更をしたらあらためて同じ物を購入しなければならない。電子書籍も同じことだ。独自のフォーマットで配信された電子書籍を購入した場合、そのフォーマットが駆逐されたらどうなるか。パソコン、携帯電話、タブレット、専用端末……同じ書籍を複数の端末で読みたい場合はどうすればいいのか。これらがまだ定まらず流動的なため、電子書籍購入に二の足を踏んでいる人もいるのかもしれない。
今年が電子書籍普及の第一歩となるのか否かは、配信がいかに読者のニーズを捉えていくかにかかっているだろう。
●Web時代の格差
あれ? ○○って、最近見ないけど、どうしちゃったのかな?――ふと、こんな思いがよぎることがある。人だったり、物だったり、いろいろだ。岩永慎一氏のエントリーでは、「知らないのは知らない人の都合の話」だと断じている。「芸能人やスポーツ選手に限らず、自分が普段接している情報源から動静が伝わってこないと『あの人ってどこ行っちゃったんだろうね』という話になる」が、当人は別のところで活躍していたりする。
→http://blogs.itmedia.co.jp/showbiz/2011/02/post-625b.html
岩永氏が指摘するように、震災や事故などのニュースも、発生当初は連日話題になるが、気付けば終息して別の話題へと注目は移っている。そしてわれわれは、そのマスコミから流されるニュースから話題を得ている。すると、取り上げられなくなった物や人については、情報がなくなってしまうのだ。「当然のように自分の知識をベースにして人は生活しているわけですが、自分がある意味当事者として経緯を知ってるようなことでなければ、何事に対しても謙虚に接する姿勢を持つことって大事だよねとは思うんです」。
河口信夫氏は、その情報に対して受動的か能動的かによって、どんどん格差が開いていくと書いている(※)。「以前に『本当に大切なことはWebに載っていない』というエントリを書いているように、Webだけではだめだよ、とは感じている。しかし、しかし、これだけの良質のコンテンツがWebに溢れていれば『やる気』のある人とない人では、圧倒的な学習量の差が生まれてしまう。それも、積分で効いてくるので、本当に怖い。学ぶほどに効率も上がるだろうから、学んでない人との違い(それが何かは表現しきれないが)は数千倍にも成り得るだろう」というのだ。
※http://blogs.itmedia.co.jp/nonpoli/2011/03/post-18dc.html
「少し前の『やる気はあるが、機会が無い』という時代ではなくなりつつ」あり、その結果「同じ人間が並んでいて、片方は1の知識、片方は1000の知識、なんてこともあり得るわけ。知識だけでなく、もちろん、能力にも差があり得る」。
この状況では「ヤバい!」と慌てる人もいるかもしれないが、その必要もないと河口信夫氏は言う。「真に価値を生み出すのは他の人にはできない『誰でもない自分』だからだ。誰もができる仕事をするのではなく、他の人とは『圧倒的に違う自分』を生み出せば良い」といい、「大量の学習コンテンツから、自分なりに『選択』をする。その選択こそが、オリジナルな自分を創ることになるのだ」と指摘している。
Web上に何でもある時代、これからは既出の情報をコピー&ペーストするだけではなく、それを使って“考える”ことがもっと必要になるだろう。
●Twitterのアクティブサポート
Twitterの企業アカウントは当たり前となったが、実際どのように活用しているのだろうか。Twitter担当者が日々ツイートしたり、ユーザーからのツイートを受けたり、中にはソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏のように、気軽にユーザーからの希望ツイートを受け、その中から「やりましょう」と宣言して改善させるというケースもある。
そのソフトバンクでは、Twitterを使ったカスタマーサポートが充実しているようだ。斉藤徹氏のエントリーで、詳しく紹介されているので、ぜひ読んでほしい。「Twitter専任サポート部隊は常時10名体制、毎日500件のツイートを発信して」おり、「@SBcareで収集する顧客の声が、1日2回というリアルタイムに近いサイクルで、ツイート内容によって振り分けられ、関連各部門に報告される仕組みがある」という。必要ならばeメールフォームへの誘導や、架電対応も行うなど、単純にTwitterだけの動きになっていないところも、ガイドライン化されているようだ。
→http://blogs.itmedia.co.jp/saito/2011/02/sbcare-0083.html
孫社長の「やりましょう」に始まったTwitter対応から、いまや「ソフトバンク社内には急速に顧客志向が目覚めはじめ、現在では国内でも類を見ない高度な顧客サービスを提供するようになった」のだ。これは、ソーシャルメディアの企業活用の格好の参考事例になるだろう。
●そこに日本的なルールはない
Twitterも相変わらず人気だが、やはり、いま最も注目されているのはFacebookではないだろうか。ビジネス利用に関するエントリーもいくつか見られる。
中でも小林啓倫氏のエントリーでは、オリジナルのWebサイトの更新を停止して、Facebookのみを更新することにした新聞社のケースが紹介されていて、興味深い。すべてがFacebookで展開されるかどうかは別にしても、ビジネスユースのFacebook利用が増えていくことは間違いなさそうだ。
→http://blogs.itmedia.co.jp/akihito/2011/03/post-c23f.html
さらに小林啓倫氏のエントリーでは、Facebookの新たな使い方が模索されている。最近、とある事件から「Yahoo!知恵袋」が注目を集めたが、小林啓倫氏はFacebookを知恵袋的に活用し、成功を収めたという。
→http://blogs.itmedia.co.jp/akihito/2011/02/facebook-ac46.html
Facebookを単なるSNSとしてではない使い方をするということは、松井真吾氏のエントリーでも紹介されている。「コンテンツリーダーアプリケーションとしてのFacebook」だ。
→http://blogs.itmedia.co.jp/itmission/2011/02/facebooksns-5179.html
そして、注目したいことがある。何もFacebookだけの話題ではないのだが、岩永慎一氏のエントリーで書かれた内容で、「その場は誰のモノか、誰が管理するのか、そしてその権限はどこまで及ぶのか」ということだ。そして、Facebookなどは、「外国籍のサービスで、そこには日本的なルールはない『社会』」であるという現実だ。SNSにしろ、昔のパソコン通信にしろ、そこにはその場のルール(ローカルルール)が存在する。そしてそれは自分たちのルールと相反する場合もある。「SNSってのは多様な価値観の存在をあらためて認識し、それを受け入れるための壮大な実験室なんじゃないかな?と思った」という言葉に思わず頷かされた。
→http://blogs.itmedia.co.jp/showbiz/2011/03/app-store-review.html
●Facebookの友達とは?
オルタナブロガーの間で「友達」について論議が交わされた。発端は、上田修子氏のエントリー。「津田大介さんが『Facebookで友達削除するのは、名刺を目の前で破り捨てられるのと同じ、と言われて非難された』と語っていましたが、そもそも、なにも接点がない人が一方的に友達リクエストしてきて、それを承認するという行為は、街でビラを受け取るようなものではないでしょうか?」と始め、「興味がなくなれば、ゴミばこにポイで問題ないと思います。(中略)興味の持てないプロフィールや近況発信をしている人とつながっていても意味がありません」とし、「私は、RSSを解除するくらいの感覚で、Facebookの友達削除や、Twitterのフォローを外して構わないと思います」とまとめた。
→http://blogs.itmedia.co.jp/sns/2011/02/facebook-48e7.html
これを受けて、坂本英樹氏のエントリー。ここでは、「ツールの使い方人それぞれとは思いますが、社会的関係、つながりの再構築ツールだと思うFacebookで、街角からビラを受け取るように知らない人からの友達リクエストを承認するというのは驚き」とし、「知らない人からのFacebook友達リクエストを街角でビラを受け取るように、承認するというのは、社会的つながり再構築ツールとしてのFacebookの使い方の『作法』に外れた行為」と断じた。
→http://blogs.itmedia.co.jp/sakamoto/2011/02/facebook-3167.html
これに対して上田修子氏は、「人それぞれの使い方、楽しみ方があるので、利用規約の範囲内で自由に使えばいいと思います。唯一、心配なのは外国からのログインです。友達の写真を提示されて、誰かあてられなかったら、アカウントがロックされる可能性もあると聞きますので、そのリスクくらいでしょう。これも、自己責任で覚悟すればいい話」と返した。
→http://blogs.itmedia.co.jp/sns/2011/02/facebook-f46f.html
そもそも、「友達」というから誤解や語弊が生じるのかもしれない。
小林啓倫氏は、「『友達』という関係に潜む2つの機能が、論争を招いてしまっている一因ではないかと思います。それを解除することで消えるものが何なのかを理解した上でないと、議論がかみ合わないままになってしまうでしょう。あるいはFacebookもTwitterのように『友達』ではなく『フォロー』などのような表現をしてくれると良いのですが……」とまとめられている。
→http://blogs.itmedia.co.jp/akihito/2011/02/post-3133.html
Facebookはさまざまな機能を改善させながら進化しているため、「友達」についても今後何かしらの変更があるかもしれない。もちろん、岩永慎一氏の言うように、「外国籍のサービスで、そこには日本的なルールはないという『社会』」なのだから、何も変わらないかもしれない。ここは利用するわれわれ自身も、考えていくべきかもしれない。
以上、2月24日?3月2日にかけてオルタナティブ・ブログへ投稿されたエントリーの中から、筆者が気になったものを選んで紹介させていただいた。本稿からオルタナティブ・ブログに興味を持たれたならば、ぜひほかのエントリーにも目を通していただきたい。オルタナティブ・ブログから、ITの今を知る新たな発見があるはずだ
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